ノウハウ

テレワークの中の「ノマドワーカー」という、もう一つの働き方 ~ 旅しながら仕事のモチベーションを保つポイント

テレワークは、自宅かコワーキングスペースでしか働くことが出来ないとお思いでしょうか。両者とも、連絡は着きやすいですし、会社に急遽出社となった場合、通勤と同じことをするわけです。

でも、テレワークの中には「ノマドワーカー」という働き方があります。緊急の出社の予定がなく、緊急の連絡が必ずつくことさえできたら、働く場所は、この地球上のどこでもOKということになります。

ノマドワーカーを作り出した時代性

ガラケーの時代の携帯電話が、一人一台に普及した時に、人間には連絡がつかない時間はなくなりました~圏外を除く。その時にとある脚本家が、会社の中で連絡がつかない状況を作り出すために、デスクに携帯を忘れ、たまたま乗っていたエレベーターが停電で止まったという設定にしました。いろいろ試行してみて、「携帯を持っていない」はよほど強い意思で持たない人を除くと、「普通」という意味では持っている。つまり、現代人に、アリバイのない時間は存在しないということになったそうです。

それから、20年以上の時が流れて、携帯はスマホになり、デスクに置き忘れると言うことも本当になくなり、通話とメールだけだったのが、チャットやLineというツールで絶えず誰かとつながっている時代になりました。
パソコンもまた然りで、15年ほど前も、海外とのスカイプは時間に折り合いをつけないとできにくかったですが、今はいつでもできます。
ノートパソコンを持っていて、Wi-Fiなどの通信環境さえ整っていれば、人はどこでも仕事ができます。

すごく狭い環境で言うならば、ファーストフードやコーヒーチェーン店には、充電用の電源があり、Wi-Fi設定もされているので、そこで仕事をしている方、多いですよね。
ただ、お店的に言うならば、100円のコーヒー一杯で、24時間パソコン仕事の電気代を利用されて、居座られるのも困る。モラルの問題ではありますが、24時間営業ではない小規模のカフェとか出ない限り、「1時間以内の使用にしてください」と貼り紙がされていたりします。

そういう意味では、ノマドワーカーが増加して、逆に自由に仕事できる環境が狭くなっている過渡期とは言えます。

ノマドワーカーに必要なもの

ノマドワーカーに必要なのは、3つあります。
設備と、知識と、マナー(プラス根性)です。

この3つと、「仕事を発注してくれる会社(個人)」と「仕事にかえていく能力」があれば、誰でもノマドワーカーになることはできます。
しかし、自由には責任が絶えず付きまといます。3つ揃って仕事先もあるからといって、イコール成功にはならないのです。

設備は、パソコンやスマホと設定します。持っていなければ購入すればいいし、使い方がわからなかったら、使い方を学びスキルにすればいいのです。
知識は、それまで培ってきたスキル、そして、ノウハウです。そして、そのスキルやノウハウに対して、自信があるかどうかです。手前みそではなく、これで食っていけるという確かな勘があるならば、やってみる価値はあります。

でも、持っているのが、技術としてのスキルやノウハウだけなら、辞めておいた方がいいかもしれません。
仕事内容に関するスキルだけで成立しないのが、ノマドワーカーなのです。自分一人で、会社の業務をすべてこなせること。一人の経営者にも(営業や総務にも)なることができるかこそが、ノマドワーカーとしての生計を立てられるのだから。

マナー(プラス根性)は、人間性とも言えます。早い話、会社勤務に自分が向かないからといって、即ノマドワーカーになったとしても、そこに仕事を受注することができる社会的信頼がないとしたら、仕事としては成り立ちません。

自分は、一人で仕事をしていると言う方がいる。しかし、仕事というのは、お客さんがいないと成立しません。例えば、作家とか画家とかという自分の発想を形にするものだとしても、それを売りだしてくれる出版社や画商がいなければ世の中に知られることはありません。昔よりは、ネット上で作品を発表してスポンサーがつくチャンスは増えました。でも、チャンスが増えたけど、似たようなライバルもたくさんいて、維持することは逆に難しくなったかもしれません。

ノマドワーカーこそ、一匹狼ではできません。むしろ円滑な人間関係を手広く持つ人のほうがうまくいく。多くの人々や企業を相手にして、一人で向き合うこともあったり、柔軟にタックを組むことができる人こそ、ノマドワーカーには向いているかもしれません。

なによりも大切なもの

今、あなたの通帳の残高はいくらありますか。ノマドワーカーになったからには、その残高を維持する必要があります。0にしたら生きていくことが出来ません。その残高をもっともっと増やしていくことが、働き方に必要なことであり、大切なことです。

「自分」以外保障も保証も、ノマドワーカーにはないんです。自分からがんがん働いていかないと収入の保証もないんです。その収入すら、会社員時代のように決まった日に決まった額が入ってくるのではありません。仕事先の都合で、入金日は決まりますし、6カ月先に確実に入ることもあれば、1カ月先にその会社が倒産してしまえば、どんなに働いたしても入金はありません。

今ある貯金は、そんな時の生活を守るものであって、半年間は最低入金がなくても持ちこたえる残高が望ましいのです(これは、飲食店を経営する場合にも同じように言われています)。貯金があるからいいやではなく、それは減らしてはいけないライフラインだということを忘れないでください。

ノマドワーカーになったのだから、仕事は楽しまないと

貯金通帳の残高についてご説明しました。しかし、だからといって、お金に執着するのは、せっかくノマドワーカーになった甲斐がありません。
仕事を楽しみながら行う。そこが、楽観的な覚悟です。
勤務態度も勤務時間も勤務内容も、全部自分で決めることが出来ます~自分で決められるからだらだらとした生活になりがち、気を付けましょう!。

誰からも監視されないし、注意もされないし、始末書もありません。自由です。自由は時にモチベーションを下げます。締め切りが先だと、今日しなくていいかな、と伸ばしがちです。でも、今日できる仕事量ならば、即日納品を心がける働き方が望ましいと言えます。今日はその仕事しかなくても、明日他の仕事、明後日も仕事が続く時期が往々としてあります。締め切りを先延ばしにすると、締め切り日が重なって、どれ一つ納品することができない。つまり収入に結びつかないことになりかねません。
ここら辺の覚悟は必要です。

しかし、カフェで仕事すると能率があがる。今の時期海外のどこそこに旅行したいとか、経済的にも仕事的にもかなえられることは、どんどん実現させてください。それが、ノマドワーカーの醍醐味だから。

仕事環境を変えることで、仕事が能率的にあるのならば、それはとても望ましいことです。出掛ければ出掛けるほどに、新しい人との出会いが広がります。人財がどんどん増えてきます。自分自身では気が付かなかった才能を、見出してくれる人に出逢うかもしれません。あなたに是非仕事をやってほしいと言う人もいると思います。

ノマドワーカー。自由に働くことは、覚悟を持っている限り、限りない可能性を持つ働き方なのです。

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