ノウハウ

テレワークで気をつけることーデメリットと対応するには

「働き方改革」や「新型コロナウイルス」の影響によって注目され始めたテレワーク(在宅勤務)。
一番のメリットは通勤の負担がなくなることと言えるでしょう。
スタンフォード大学の研究では、下記のような結果が出ています。

  • 生産性が13%向上した
  • 離職率が50%低下した。
  • オフィス勤務に戻ることを50%が希望した。

生産性・離職率が共に向上していることから、企業側がテレワークを導入するメリットは高いということが見て取れますね。
しかし、3番の結果に驚いたことも事実です。

なぜ、50%の人がオフィス勤務に戻ることを希望したのでしょうか?
今記事ではテレワークをする際の注意点やデメリットが人に与える影響・改善策に焦点を当てていきたいと思います。

テレワークのデメリット

自宅が仕事場となってしまうテレワークのデメリットには、次のようなものが考えられます。

  • 仕事とプライベートの区別がつかなくなる
  • 誰とも会わず・会話がなく・孤立する
  • 運動不足
  • 腰痛・肩こりなどの不調
  • 慢性的な不安

厚生労働省のHPには、テレワークのデメリットとして14個の項目があげられていますが、上位2位は下記の通りです。

1位:仕事と仕事以外の切り分けが難しい。

2位:長時間労働になりやすい。

自宅が仕事場になってしまうところ考えると、納得のできるアンケート結果だといえます。
また、テレワークは大きく分けて「雇用型」と「自営型(非雇用型)」に分けられますが、「雇用型」よりも「自営型(非雇用型)」の方が労働時間が長くなるというアンケート結果もあります。
では早速、上記のデメリットを具体的に見ていきましょう。

仕事とプライベートの区別がつかなくなる

なぜ、仕事とプライベートの区別がつかないことが問題なのでしょうか?
経営者の方やフリーランスの方は、「仕事とプライベートを分けるな!」と訴えている方が多いように感じます。
それなりの成果や実績を求める方であれば、それでいいのです。
問題なのは「それでいいと思えない場合」です。

  • 家族との時間が取れなくて悩んでしまう
  • リフレッシュができなくて悩んでしまう
  • ストレス発散ができない

などの「悩み」を感じた場合には、そのストレスが頭痛を引き起こし、胃腸の調子が乱れ始め・・・と身体に悪い影響を与えてしまいます。
ストレスが身体に影響を与えると、効率も悪くなってしまいますよね。
よって、改善が必要なのです。

誰とも会わず・会話がなく・孤立する

ここで一番問題なのは、「孤独を感じてしまう」という事ではないでしょうか?
人は、人とのやりとりの中で感情の起伏が生まれ、心のバランスが保てると言われています。
感情の起伏が無くなってしまうと、ひどい場合にはうつ病を引き起こす可能性ができてしまうのです。

職場にいる時は、上司からの指示に怒りを覚えることもありますが、「文句を言う相手もいない」という状況は、より精神的に負担がかかってしまうのです。

運動不足

運動不足はさまざまな病気を誘発させてしまいます。
肥満になってしまった場合は、生活習慣病のリスクも高くなるでしょう。
体内の酸素の量が減ってしまったら、脳に酸素が回らなくなり脳の回転も悪くなります。
アメリカでは、座っている状態はタバコを吸うより体に悪いと言われているそうです。

腰痛・肩こりなどの不調

座りっぱなしでテレワークをしてしまった場合、血流が悪くなってしまいます。
血行不良は腰痛や肩こりを悪化させる要因にもなってしまいます。
また、自宅という緊張感がない環境から姿勢が乱れてしまった場合は、体の軸が歪み、痛みに変わる可能性も十分にあります。

慢性的な不安

会社に勤めていた時は、会社のノウハウで仕事ができました。
しかし、テレワークになるとそのノウハウがなくなってしまうのです。

「自衛型(非雇用型)」でテレワークをした場合は、特にそれを感じるのではないでしょうか。
すべてを自分で生み出し、その成果によって報酬が決まるという場合には、その不安から不眠に繋がることも少なくないといえます。
以上が、テレワークをする際の気をつけておきたいポイントになります。

上記のようなデメリットが実際に存在するため、テレワークに向いている人・向いていない人が分かれてしまいそうですね。
どのような人が向いていて、どのような人が向いていないのでしょうか?
次の項目で確認していきましょう。

テレワークに向いている人・向いていない人

テレワークに向いている人は下記の通りです。

  • 自己管理が上手い人
  • 自分の意思・意見がはっきりしている人
  • 孤独に耐えられる人
  • 計画性がある人
  • 在宅での勤務が必要な人

テレワークをするには、日本人の意識を「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へ変え、性格も「欧米型」に変える必要があると論じている方もいらっしゃいます。
つまり、人の目は気にせずに能動的に動き、成果主義で評価されるということですね。

次に、テレワークに向いていない人は下記の通りです。

  • 1人になることが苦手な人
  • 自己管理が苦手な人

先にも記載しましたデメリットの内容から、自己管理が苦手な人は「健康を崩す可能性がある」ということがわかるのではないでしょうか?
また、1人になることが苦手な方は、メリットよりも精神的な負担の方を強く感じてしまう可能性があります。
とはいえ、働き方が見直されている昨今、やらざる得ない方もいらっしゃると思います。
または「向いてないかもしれないけどやってみたい」という方もいるかもしれません。

「テレワークを正しく実施する方法」がわかれば「向いていない」が「向いている」に変わる可能性もあります。
早速その方法を確認していきましょう。

テレワークを正しく実施するために

健康的に正しくテレワークを実施するための項目には、6つの項目があげられます。
すべてを取り入れることが負担だと感じた場合は、少しずつでいいので取り入れてみてください。

「自営型(非雇用型)」ではなく「雇用型」を選ぶ

テレワークを始める際、就職活動のようにどの企業で働くかを選ぶ必要があります。
その際に是非「雇用型」を選ぶことをオススメします。

「雇用型」とはつまり、雇用契約を結ぶということです。
よって、労基法などの法律が適用されます。
8時間以上の労働は残業として扱われますので、時間管理がしやすくなります。

時間を決めておく・意識する

テレワークで働くとしても、生活習慣は大事になってきます。
1日のスケジュールを組んだ方が、メリハリのある1日を送ることができるでしょう。
スケジュールを組む際には、下記項目を組み込むことオススメします。

  • 起きる時間
  • 仕事時間
  • 休憩時間
  • 外出時間
  • 運動時間
  • ストレッチ時間
  • 就寝時間

外出時間・運動時間・ストレッチ時間は、ひとつにまとめられるかもしれないですね。
まずは無理のないスケジュールで始めてみると良いでしょう。

1日1回は外に出る

運動不足の解消のためにも、1日1回は外へ出るように心掛けましょう。
「集中力が切れた時に外に散歩に行く」というのも1つの方法です。
実際に、散歩しながら仕事をした方が、クリエイティビティが上昇するという研究データもあります。

積極的に予定を入れましょう

誰とも会わない・会話がない・孤立するというのは、フリーランスの方に共通する悩みと言えます。
「人と会える時は人に会う!」を意識して、積極的にスケジュールを埋めていきましょう。
または、SNSやSkypeを利用して、人との繋がりを感じるのもオススメです。

休日をつくる

ひらめきは、知識を詰め込んでいる状態よりも、リラックスしている状態の方が起こりやすいと言われています。
しっかりと休日を作って、心にも体にも脳にも、隙間を作りましょう。

カメラ付きのテレワークを選ぶ

ひとりになることに強い不安を感じる人は、カメラ付きのテレワークを選ぶと良いでしょう。
カメラ付きに関しては賛否両論ありますが、孤独感をなくすためには有効といえます。

まとめ

働き方が見直されてきている昨今、その取り入れ方法を間違えると長時間労働や精神的なストレスに苦しむ可能性が出てきます。
仕事・運動を組み込んだ1日のスケジュールを作って、意識的に仕事とプライベートを区別する工夫が必要になってきます。

それができれば、テレワークのメリットを最大限に活用できることでしょう。
限りある24時間という1日が、より充実することを願っています。

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