ノウハウ

テレワーク・フレックス・時差出勤 選べる働き方

2020年の東京オリンピックのインバウンド対策のために、テレワーク、フレックス、時差出勤といった働き方が提示されていました。

しかし、年始から始まった新型コロナウィルスの影響で、オリンピックそのものが来年以降に延期になってしまいました。コロナ罹患から社員を、そして自分自身を守るために、働き方改革がものすごいスピードで始められました。

満員電車を避けるために、簡単な理由から始まった

オリンピックの時は、海外からのお客様が、満員電車に同乗して嫌な思いをすることがないようにという配慮からでした。でも、今は、コロナを罹患しないために、三密が起こりやすい満員電車を運行させないという意図が働いています。

テレワークは、必要(会議など)以外は、在宅勤務なので、自己理由以外で公共交通機関に乗ることはありません。極力満員時を避けて、外出する自由が与えられています。

フレックスもまた、満員時の交通機関を避けるために作られた働き方です。昼間になってからゆっくり出勤して、終電までに帰ればいい。終電から逆算すれば、8時間労働で何時に出勤すればいいが出てきますね。

時差出勤とは、会社が制定した時間帯の、どこで出勤するかです。後述しますが、およそ15分刻みで時間が設定されているので、自分が乗る乗り物が一番混む時間を避けることが出来ます。

これを会社員が中心になって行うことで、会社員以外、例えば、朝一番で病院の予約がある人などが、座れる電車に乗れるようになります。これは、病人にとってとても優しい社会貢献と言えます。

コアタイムって?

さて。この三つの勤務体系に共通するのが、「コアタイム」です~これも、すべての会社で設定されてはいないので、フレックスの中でも、スーパーフレックスという全く自由な働き方ができる人もでます。

「コアタイム」。必ず出勤していなければならない時間のことです。これは、テレワークでも、パソコンの前にいなければなりません。各々の仕事をシェアしたり、情報交換したり、テレビ会議があったりなど、社員が一丸になって仕事をする時間です。

会社の中でしかできない仕事ばかりではない

元々会社の仕事というのは、個々の仕事があって、それをすりあわせて、次の仕事をする人につないでいくという側面があります。会社と言う一つの場所に全員が揃って仕事をすると効率があがります。

しかし、パソコンというツールができてからは、仕事場を会社の1フロワーでしなくても、連絡も取れるしデータも渡せるようになりました。

一つの仕事をやり遂げて、次の人に渡すためには「仕事をする時間」という時差が必要です。自分が必要とされた時間にさえ、きちんと仕事をする体制で存在すれば、どこでも仕事ができるのです。

テレワークの現状

繰り返しますが、コロナ渦になって、一番注目と進展しているのが、通勤を伴わないテレワークです。今はまだ年度初めであり、ゴールデンウィークという長い休みを挟みました。だから、まだ、家で仕事をするというよりも、家の中に仕事場を作ることに試行錯誤している段階ではないでしょうか。

テレビ会議も、そうそう多く開かれてはおらず、ちゃんと会議ができる状況か確認、シミレーションを繰り返しているといった状況ではないでしょうか。

そして、テレワーク時にでも、会社の名前を司る社員として最低行わなければならない規則を作っている状態とも言えます。働き方改革が、政府から提示されてはいましたが、旧来然とした働き方をわざわざ変える会社も少なかったと思われます。

しかし、そんな伝統にしがみついて、社員を命の危険に晒すことが最善ではなくなりました。それがこのコロナなのです。コロナは危険に満ちています。しかし、ある意味、働き方改革には貢献しているとも言えますね。

時差出勤とフレックスは、別物

では、時差出勤とフレックスの説明を行いたいと思います。テレワークなのか在宅勤務なのか、言葉に縛られている側面もあり、時差出勤がフレックスじゃないの?我が社はそうだけどと思っている方も多いかと思います。

しかし、二つは、別のものなのです。

時差出勤とは

時差出勤は、あらかじめ会社が提示したいくつかの始業・就業時間の中から、自分の働く時間を選ぶことです。

始業時間は、会社によって設定時間が違います。たとえば、午前7時30分から10時30分の間で15分区切りの中で、好きな時間を選択します。自分で始業時間を8時15分としたら、8時間労働をして、終業時間は16時15分(実際は、小休憩や昼食休憩がはさまりますので、17時過ぎに終業時間がきます)。お昼も取らずにお休みも取らない。

マックス8時間働いて、17時前に帰ることも可能です。つまり、子供の保育園のお迎えや子育て中の社員にとっては、朝晩ともちょうどいい時間になると言えます。

時差出勤の落とし穴

また海外との取引のある会社では、必ず時差が付きまといます。そのために、始業時間を夕方から8時間という働き方もあります。始発で帰るというパターンです。

海外の顧客にはリアルタイム対応が可能なので、昼も働いて、夜も自宅でパソコンで対応しなければならないという一日中どこでも働いている状態を避けることが出来ます。

ただ、人間の身体の中にある体内時計に全く逆らって仕事をするので、若くて無理のきく時期はやってやれないことはないのですが、いつしか健康面に支障が出てしまうことは否めません。

会社員ではありませんが、看護師さんが、三交代二交代勤務になると、明け番の昼間に、睡眠薬の力でしか眠れない状態になる感じです。それで、身体を壊して、日勤しかないクリニックや高齢者施設に転職する看護師さんは多く居ます。

仕事の代わりになる人はたくさんいます。あなたががんばらなくても、代わりの人はいます。なるべく体内時計にあった時差勤務を選択してほしいものです。

フレックスとは

次に、フレックスです。これは、一か月に何時間働くか、長さが設定される働き方です。くりかえしますが、コアタイムが必要ないスーパーフレックス制のもとに働く社員もいます。

時間の融通が利く

労基署的には、週に40時間が設定されているので、それより多い場合は、それに相応した給料によって対応されるでしょう。

しかし、仕事が早く終わったからといって、決まった労働時間を満たさない場合には、欠勤や遅刻扱いになるので、時間外労働時間は、自己管理です。作業日報を詳しく書くことで、その時間帯は仕事をしていたと証明することが必要になってくるかもしれません。

例えば、40時間を週休2日の5日勤務で割ると、一日8時間労働になりますね。でも、休みは必要ないという働き方ならば、1日6時間弱になります。10時間働くと設定した場合、週の勤務は4日で終わります。それを1カ月で集約して、休みを集中的に取ることも可能です。例えば、田舎の高齢の両親の介護を誰かと交代でやる場合、半月弱くらいはそれができることになります。

想像力を使う仕事に向いている

フレックスタイムは、研究職やデザイナー、ライターなどプロジェクトとして仕事を請け負う場合に、成果物を集中的に完成させるのにはとても向いていると思います。アイディアはいつ降ってくるかわかりません。

ライターの場合、参考文献や資料を読んで、頭の中で昇華させて、初めて1文字目が出てきて、長い文章になります。ですから、新聞社でも、残業代とかでは括らずに、、残業代を含めて「その他」の手当てとして給料が払われる場合もあります。

怠惰な仕事になりやすい

ただ、各自がしっかりと自己管理しなければ、勤務時間は限りなくルーズになる場合もあります。締め切りに間に合えばいいやと行っていると、締め切りに間に合わないこともありますし、それで仕事に穴を空ける危険性もあるのです。

そのような社員が多くなって、就業規則にある時間帯での勤務に戻されてしまう場合もあります。

創作的な仕事は、決まった時間内では終わらないこともあるので、自己管理を徹底して、せっかく与えられたフレックス制を、後輩へと受け継いでもらいたいものです。

会社によって、働き方があり、その選択ができるということは、自分の人生の幅が広くなります。可能性も高まります。

あなたに合った働き方を与えてくれる会社に勤務することも重要です。また、新しい働き方を柔軟に聞いてくれる上司に恵まれることもいい会社選びにつながると思います。

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