ノウハウ

派遣社員とテレワークの関係

現在の日本では、派遣社員は、テレワークが、限りなくできないシステムになっています。

この4月から「同一労働同一賃金」制度が始まりました。しかし、この制度においては、派遣社員などの非正規雇用の地位向上を目指すものではなく、正社員の賃金の低下など、あまりよくない制度と言われています。別名:国民全員非正規雇用などと揶揄されているくらいです。

派遣社員の契約先

みなさんご存知の通り、派遣社員は、まず、派遣会社と労働契約を結びます。それによって、派遣会社が見つけてきた会社に「働き」に行きます。会社内で、如実に差別を感じることは、現代においては少ないと思われます。

しかし、その会社と雇用契約を結んでいないので、契約期間になったら、労働期間は終了です。もちろん、延長もあります。場合によっては、正社員にならないかと打診されることもあります。しかし、派遣社員は、消耗品と同じで期間が終わったら終わりと言うことが当たり前だったりします。

派遣会社と雇用会社の契約なので、ちょっと自分には精神的には無理だなと思うことも業務として行わなければならないこともあります。そういう時は、スキルを持っていれば持っているだけ、違う会社に派遣してもらうこともできます。

正社員から見ると立場はよくないですが、逆の見方をすれば、常に新しい環境の中で新しい出会いもあり、永久的に新入社員の気持ちでいられる存在であると思います~あまりお勧めはしませんが。

正社員と派遣社員の間にあるハードル

テレワークが進もうとしている昨今、派遣社員はテレワークができないというハードルがあります。

一つに、「労働者派遣契約」というものがあります。会社が派遣社員を受け入れる時は、労働者派遣法に基づいて、会社が契約を結ぶのは派遣会社です。この契約の中で、派遣社員の就業場所や業務内容、勤務時間などが細かく取り決めされます。

つまり、その契約の中に「テレワーク」が入っていないことが多いのです。通常業務ではなく在宅勤務をする場合は、再契約をしなければならないのです。

つまり、会社と派遣会社がそんな面倒くさいことをするのは嫌だとなれば、いつまでも会社に勤務する通常業務が求められます。会社がテレワークを求めたとしても、派遣会社が動かなければ、契約が打ち切られます。

ここは、労働者本人の意思は全く無視です。どうしても得難いスキルをもっていて、会社が雇用してテレワークをさせたいというチャンスもなくはないですが、あまり期待はできません。

もう一つのハードルは、派遣先の会社での業務が会社以外ではしにくいものと言うのが考えられます。例えば、電話対応など会社にいなけれなできないものなどは、テレワークはできませんよね。

そして、あくまでも会社に出勤して働くことが前提とされているため、テレワーク用のノートパソコンが配布されていません。会社に置いてあるパソコンを使わなければならないのです。

それは、個人が雇用契約を結んでるわけではないので、セキュリティが守れない、情報が流出してしまう危険性を、会社が感じているからです~社内でも、私用のUSBメモリーなどを持っていないかなど、持参できる荷物は最低限度のはずです。

新型ウィルスをうけて

しかし、新型ウィルスの感染拡大を受けて、厚生労働省は、派遣社員のテレワークについて「緊急の必要がある場合は、事前に書面による契約の変更を要するものではない」と公式見解を発表しました。

派遣社員も一人の人間です。満員電車での感染者のわからない感染から守らなければなりません。社員の健康はテレワークにして、派遣社員の健康は守らないというのは、企業理念として正しいものではないはずです。派遣社員にも柔軟な働き方を、国は認めたのです。

政府は、緊急事態宣言の対象地域を、対象地域からはずれた県や政令都市は自治体から、オフィス出勤者の最低7割を削減するように要請をしました。

つまり、ハードルは、限りなく低くなって、飛び越えようとしなくても、またげば、前進できるようには法的になっているのです。

しかし、セキュリティ設定されたノートパソコンが、正社員以外の分が準備されなくて、このように急な状態な場合でも、テレワークは進みません。

ノートバソコンを仕入れる予算もそうですが、設定を行う外部の会社もテレワークが進んでいるために、日程が埋まっている場合もあります。また、外部社員は、他社に出勤するために満員電車で移動して罹患する可能性もあります。

派遣社員への影響

例えば、コールセンター・カスタマーセンターなどは、営業時間や休日があるところや電話自動対応のところもなくはないですが、やはり人の声を必要とします。一つの大きなフロアーの中で接近して電話を受けているのは、派遣社員や非正規雇用のバイトさんだったりするわけです。

対策の最新情報ですが、3つのグループにわけて、3交代にしたり(デスク2つ分の距離はとれる)、2グループわけて隔週出勤にするなど実行されています。

しかし、自粛自粛でストレスがたまった「お客様」が、目的外の電話をかけてきて、なかなか切らずに、逆にコールセンター待ち時間が長くなっているのが現状のようです。明確な声で話さなければならないので、マスクの重装備もできません。

派遣社員とは、会社のデスク作業ばかりではなく、このように身体を張らなければならないものもあります。

そもそも、なぜ派遣社員は出勤せねばならないのか

その他に、派遣社員が、会社にいなければならない理由にはこういったものがあります。情報漏洩やでたー流出を防ぐために、書類やデータが保存された会社のサーバーには、外部からアクセスする場合に時間が限られていたりします。

テレワークになった場合は、部署ごとにアクセスできる時間が往々にして振り分けられます。一人当たりの使用時間も決められたりします。

ただ、ルールはあくまでルールで、ちょっとだからいいだろうというモラルの崩れによって、いくらパソコンの前で待ってもアクセスできない場合も出始めました~早朝に、会社のサーバーアクセスを確認する人もいます。

そこで、派遣社員の登場です。派遣社員は、サーバーが自由に使える会社内に常勤しています。なかなかつながらないテレワーク中の社員から電話が来て、内部アクセスを依頼されるとのことです。

その数が日増しに多くなっているのが現状。辞めてしまったら、この自制の中再派遣先もすぐには見つからず、お金も入ってこない。なので、危険を承知で業務に当たっているのです。

管理職も休んで、派遣社員しか常駐していない会社もあります。逆に管理職が、テレワークしている社員の要望に応えるために出勤して、派遣社員は契約期間を待たずに派遣をきられるということもあります。

2020年東京オリンピックのインバウンド対策として推進されてきたテレワークは、新年度を迎える4月から各会社が「テレワーク」の強化を行うはずでした。社員のテレワーク化すら微妙なのに、派遣社員のことまで考えてなかったが会社の本音でしょう。

派遣社員の福利厚生(この言葉が適切かどうかはわかりません)は、派遣会社が行うものです。しかし、大きな派遣会社もあれば、地方都市で小さな派遣会社もある。一概に、派遣社員の健康や命を守ることができるとは限らないのです。

今後の希望

希望はあります。この危機を支えてくれた派遣社員を、コロナ渦が終息した際に、正社員に迎えようと思う経営者は少なからずいるはずです。

また、この時期に、自分のスキルを磨いて、正社員になれるように努力を怠らないことです。フリーランスになって、発注を受けると言う手もあります。持ち場でがんばっていきましょう。

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