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転勤族の場合、テレワークの拠点はどこだろう

昭和の頃、今よりはバスや列車を利用して通勤していたので、家に自家用車がなく、隣町の会社(支店)に転勤になれば、家族全員がついていきます。ただ、子供が中2の二学期までなら、受験条件をクリアするのでついていくけど、その後は、地元に根差した下宿で高校卒業まで過ごします。

大学入学を機にまた合流する家族もあれば、中3で分裂したままばらばらな家族もありました。でも、子供は一人で下宿でも、お父さんとお母さんはセットで任地に向かいました。本当にある意味、転勤族での単身赴任は、モータリゼーションのおかげです。

「どこにいても、お父さんふっとんでくるから、お母さん大切にしろよ」的な感じです。

大きな会社で、転勤はつきもの

仕事を会社組織でしている限り、転勤は免れません。今はかなり少なくなりましたが、単身赴任用、家族用と用途に別れた社宅を用意されていました。社宅のお家賃はタダみたく安かったりするので、そのお金を標準家賃に換算して貯金して、在職時に土地を買って、退職金で家を建てて、年金暮らしがかなった時代も、日本にはありました。

転勤先でテレワークと言われたら、拠点はどこにしますか

でも、今は、転勤そのものはありますが、転勤先でテレワークを言い渡される状況もあります。その場合、自分の仕事する場所、拠点をどこにするかが問題になってきます。

支店と社宅は割合近い位置にありますから、やはり会社でなにかトラブルが起きた時に、24時間体制で会社に駆け付けることも、就業規則には明記されていない仕事の一つかもしれません。

けれど、働く場所を選ばないテレワークになったわけですから、その転勤地で居住しなければならないかというと、首を傾げてしまいます。

本給料で、本宅は生活して、社宅分は手当てを利用すると言う分け方もありますが、「竈が二つ」の場合、二重の生活費がかかります。また、自宅に帰る費用は出ても微々たるものなので、交通費がバカにならないとも聞きます。

こんな新型コロナが流行っている時代ではなく、普通に人と人が対面で仕事ができる時代。それでもテレワークはあると思います。テレワークをして居ながら、地元のクライアントと直に会って打ち合わせをしなければならない。

そんな回数が多い場合は、社宅生活、転勤地に留まった方がいいかと考えます。この打ち合わせも、この先々を考えると、パソコンtoパソコンでできる時代になっていくはずです。行くまでの道々、どんな手土産が必要かなど考えることもなく、打ち合わせが終わったら、パソコンをいったんOFFにすればいい時代が来ます。

生活面での費用が一番安いのは自宅

また、クライアントとはそんなに合わなければいけない仕事ではない。会社に集って会議をするのは月1回程度だと、社宅にいてもいなくても、仕事をきちんとできればどこに住んでいてもよさそうですね。

家族との絆や思い出を大切にしたければ、思い切って自宅に戻ってきて「竈を一つ」にして節約とする方法があります。節約した分は、月一の会議の交通費になってしまうかもしれませんが、「竈二つ」よりも、お金はかかりません。

お父さんやお母さんのどちらかがいない、ちょっとバランスが揺らぐ家庭にはなりません。たた、お父さんやお母さんなのに、ある時間は会社員になっているだけです。週末には家族で出かけることも可能です。

子どもにとって、一番重要なのが学校での人間関係や能力の差です。それで、登校拒否や不登校になってしまうことももいます。そんな時に転勤になったら、家族そろって社宅に住む。そして、すべての生活のリセットをするというのもまたいいことかと思われます。

独身者だともっともっと、拠点の選び幅が広くなります。実家に帰ってもいいだろうし、環境のいい今まで知らなかった場所に移るもいいでしょう。あえて、本社の近い都心に出てみるのも、将来的に本社配属を視野にいれているんだったらいいと思います。

テレワークと言う新しいシステムだからこそ、働き場に困る

常勤なら、だいたいここら辺に住んでもらってと言う暗黙の了解がありますが、テレワーク自体が最近できたものなので、ルール作りはこれからです。

地方の支社でもテレワークが始まるならば、自社ビルでない限り、会議が開ける程度のワンフロアを借りるといった経費節減ができます。仕事は自宅で、会議はビデオ会議で、そしてたまに、成果を持って集まれる場所さえあればいいのです。

この論理でいうと、支社と言う形ではなく、あなたはあの方面にクライアントがいるので住んでください的なテレワークになるかもしれません。あなたのテレワークこそが支社の役割をするのです。

そうして支社がなくなり、エリアマネージャー的にその地でテレワーク勤務を申し渡されたら、ちょっと恐ろしいことですが、テレワークを的確に行えないものは、リストラの対象者になりますね。会社の人員も少数精鋭で、シャープになります~でも一番にいらないのは、判子就くだけの役職からです。

支社があるかぎりは、堂々巡りになりますが、社宅でテレワークか自宅でテレワークになるかと思います。どこにいても高水準のノルマをこなすことが出来たら、それが仕事ですから。

考えてみると、テレワークが主流になってしまうと、本社も支社もいらなくなる。仕事の一つの流れにたいして邪魔する役職もいらなくなる。成果主義で会社はなりたつと言う結論になりますね。

会社も同僚も温かい

でも仕事には関係はないですが、同じフロアの中で仕事して、残業人数が3人になった時、「だれか、コーヒー飲む~」と聞いた時「お願い!」っていう労わり合う声も聞こえなくなります。

本当に仕事ができるんだかできないんだか、いつも女子社員にセクハラすれすれのオヤジギャグを飛ばしている部長もいなくなったら、「またやっているよ!」的な反面教師を見ることもできません。

会社は、人間の縮図ですから、そこから、自分の人生の未来図も書きますからね。テレワークで、与えられた仕事して、生活も仕事も全部自分の中で完結してしまって、未来について考えられるのかなとは思います。

あの面倒くさいように思える人間関係があるから、会社独自の色が、企画案の素地として繁栄するのではないだろうかと思うのですよ。

テレワークは、楽です。自己管理しなければならないところは、厳しいけれど。生活の達人(自営業の人たちと同じレベル)にはなれるけれど、会社全体を見回してのエキスパートになれるかというと、ここでも首を傾げてしまいます。

テレワークになっても、会議以外で会社にも支店にも転勤先にもよばれて行かなければならないことはあります。その時にフットワークよく、短時間でその場所に着くこと。きっとそこが拠点ではないかと思います。

いずれ、テレワークの先駆者たちが定めた轍(わだち)を、追いかけてみましょう。

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