ノウハウ

テレワークとコロナブルー

就業中ほとんど私語はしない会社であっても、同僚の体調や疲労度などは目視でわかる。

帰り時間が同じくらいであって、就業後の予定がさほどなければ、一杯飲んで行こうかということもあって、同僚が抱えている悩みに対応できる場合もある。もちろん、自分が抱えている問題を聞いてもらうこともできる。

例えば、もうお酒が飲めないくらい心が病んでいたとしても、同じ社屋に通う同士だからこそ、ファミレスで飲酒をしなくても、もしくは、公園のベンチであっても、話す場所を選ぶことはできる。

テレワーク対応前に、コロナが始まる

加速して状態を変えて行く新型コロナの最中に、テレワークは見切り発車のまま始まった。現在、緊急事態宣言は終息し、一部県境を越える移動の自粛は求められているけれど、6月19日以降は、2月より地盤に帰れなかった国会議員たちも帰れるようになるそうだ。

罹患者数は、主に東日本では首都である東京の人数が発表され、西日本では大阪の人数が発表される。

週末明けに人数が若干減るのは、土日に病院が稼働していないからではないかという見方もあるし、今まで人数が少なく発表された日は、マスコミ報道が終わってしまう夜半に、追加の人数が加算される。

ネット社会だから、テレビやラジオで報道されなくても、情報はすぐに知ることが出来る。家族がいない、独身、一人暮らしでテレワークの場合、防波堤のない新型コロナにまつわる情報を一人で抱えきるのは、かなりきつい面がある。

昼間、ビデオ会議で、同僚と顔を合わせていたとしても、会議が終われば、それぞれのテレワークに帰っていくわけで、本当の会議のように廊下で立ち話はない。

世間話のように、昨日手に入ったコロナの情報を、生身の人間として語り合う場が、数分であってもあれば、人はそれほど不安にはならないものかもしれない。

コロナの症状なのかそうでないのか

今、夏に向かっている。いや、正直、梅雨に入らない夏のような陽ざしがカーテンから朝に差し込んでくる。一日中エアコンを作動させているのもどうかと思い、タイマーをかけていると、朝暑い。その暑さが、もしや熱があるのではと思う。

体温を測ろうにも、マスク、消毒液、ハンドソープの次くらいに、体温計が売っていない。ネットにはどこの国のものかわからない体温計が売っているが、摂氏華氏の判断基準の違う国のだと、体温が300度くらいになるものもある。

マスクや消毒液は、最近店頭で安価になって見られるようになったが、体温計の棚にはなにも補充されていない~訪問看護ステーションでも、旧式の電気体温計を探し出してまで稼働させているそうだ。

ちなみに、水銀式の体温計はとある医師に聞いたところ、ある時期に回収されて、医療現場では使われていないそうだ。暑いのか、熱いのかがわからない。

咳は、どこまでが大丈夫?

また、エアコンでしめ切っていると、室内が乾燥する。すると、空咳が続く。水分を常時脇に置き対処しないと、咳が続く。

1人でいるから、基本マスクはしない。自分の呼気が部屋の中に蔓延することで、仮に自分が罹患していたら、その呼気を吸うことで悪化するのではないかと不安に思う。

新型コロナの症状として、だるさがあげられるが、どの程度のだるさかは、ほとんど伝わってこない。発熱や咳、呼吸の乱れなどに焦点があたって、だるさまでワイドショーで実例が出されることはすごく少なかった。

例えば、炎天下の中で肉体労働している方々は、毎日疲れ切っているだろう。それでも、毎日の仕事だから、働き続けている。水分補給も休養も、熱中症にならないようにとっているはずだから、現場から救急車搬送されたという話も聞かない。

では、自宅勤務のデスクワークは、パソコンを打つ指だけが疲れるのかというと、全くそうではない。指だけではなく、上半身全部を使ってパソコンは打たれている。家に居て、重いものを持たない動かない仕事をしていても、確実に身体は疲労しているのだ。

疲れたと、バタンと倒れるのではなく、夜中にトイレに起きた時に、便座に腰かけた瞬間に地震が起こったかのように、すーっと意識が遠のいて倒れる。一瞬意識が戻って、ベッドに戻って横になっても、朝に起き上がれない。だるくてだるくて、自分の身体が言うことを聞かない。はたして、このだるさは、コロナではないのか。

そのような状態になる頃には、きっと食欲もないはずだ。不思議と喉も乾かないはずだ。LINEを読むのも、メールを打ってSOSを出すのもしんどくて、ひたすら横になっている。

どんどん不安になってきて、保健所のコロナ相談に電話しても、なかなかつながらない。救急車に電話したとしても、正直そのような状態の人は大勢いるから、自力でかかりつけの病院に行ってくださいと指示される。

かかりつけの病院って言われても、普通の若い人であれば、病院関係に行っていて、歯医者がギリギリだろう。かかりつけの病院を持つのは、若くても大病を患ったことのある人か、中年以降の生活習慣病を持つ人ぐらいだ。

たぶん、「どこの病院に行けって言うんだ」。怒りがこみあげてくるか、涙がこぼれてくるかだと思う。ただ、どちらかの感情がまだ浮かぶくらいであれば、大丈夫かもしれない。本当に疲労感に蝕まれていると、感情すらなくなるからだ。

経口補水液は、キープしよう

こんな時にちょっと様子を見てもらいたいことがある。できれば、健康時に、経口補水液(スポーツドリンクではない)を10本くらい買っていてほしい。

健康時に体液を流すための注意として、一日2本までと容器には書かれている。しかし、倒れるくらい疲労感、だるさのある時は、3本、時間をみて飲む。経口補水液500ml×3本は、点滴500ml分に匹敵する。食欲がなくても、無理してでも飲んで、眠る。

それで回復するものならば、コロナが原因のだるさではない~買ってない時、買いに出られない時は、ネットで家の前まで配達してもらえばいい。24本で3200円くらいだ。

不安が募ること。コロナブルー

自分がコロナになったら、このままベッドで朽ち果てるのか。誰か読んで、その人にうつすわけにはいかない。タクシーを呼んで病院に行くにしても、運転手さんに迷惑をかける。

もし、コロナだということがわかって、会社はどういう処置をとるのだろうか。芸能人は、謝罪している。自分も社会的に謝罪しなければならないのか。そもそも、このままここに住んでいられるのか。事故物件にさせる可能性もある。

実家に連絡するのは最後だとしても、両親に迷惑かけることはできない。悪いことはどんどん膨らんでいく。罹患してもいないコロナのせいで、コロナブルー、コロナノイローゼになる。

冒頭にも書いたが、会社に毎日通勤している時ならば、無断で二、三日やすんで連絡がつかない時は、誰かが家まで来てくれる。もちろん、ビデオ会議にでなくても十分に心配はされる。しかし、機械の故障だと判断されるときもなくはない。

いっそ、テレビは見ないようにしよう。仕事の休憩時に、気分転換でテレビをつけると、昼間はだいたいワイドショーが放送されている。それが報道、視聴率を取るための手段だとしても、不安をあおるような話題を切り取って特集合戦している。

それを見たくなくて、チャンネルを変えても、似たようなものをやっている。

だから、今、ラジオの視聴率は伸びているのだそうだ。ラジオには、フリップもない。途中途中に音楽も入って、同じ話題だけで2時間という番組はそれほどない。コロナブルーには、案外ラジオが効くかもしれない。

罹患者が減ったとしても、満員電車。そして政治家の言葉でよく出てくる「夜の街」での罹患者は細々ながら続く。ブルーを断ち切るのは、人間の声。人間の心はそれほど強くはない。

こんな時こそ、LINEやメールではなく、人の声でエールを送り合おう。そんな人はいない。なら作ればいい。同性でいいから、独身の同僚がいるならば、お互いに存在確認のために、毎日定時に連絡を取り合うのも一つの手段だ。

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